1. 入手した時にはSSB用のBFO発振器が発振せず、さらに感度が極端に低下していた。送信機として使う事も無いので、受信機として大幅に改造 する事にし た。

　まず、かなり汚れていたので、水をぶっ掛けて大掃除をする事とした（この写真は9R-59DSの水洗い の様子）。ホースから水をぶっ掛け、台所で使う中性洗剤で降りかけ、ブラシでゴシゴシと磨いた。しかし、一回ではなかなかきれいにならず、結局、 2回水をかける事となった。水洗いの後、水分が切れた後は冬であったので、ストーブで乾かす事とした。
 
2. 故障の内容

受信RF AMP（6BZ6）のプレートの接続されているチョークコイルのインピーダンスが低下していたため、同調コイルのコアを回転させても非常にブロードであっ た（グリッド側の同調コイルを回転させるとシャープに同調点が取れた）。かなり悩んだが、このチョークコイルの直流抵抗を図ると同等なチョークコイル（こ れは送信部の6KD6のグリッド側に使われていたもの）と比較してかなり低くなっており、劣化と判断、交換して感度はばっちりとなった。
 
3. AM用のフィルターの改造

CW用のX'tal Filterを分解し、AM用に改造。実際は水晶２個を並列に接続。詳細は続く・・・

 
 
4. マジックアイを取り付ける

マジックアイ(6R-E13)を同調指示用として使用。昔の懐かしい気分を楽しむ・・・
短波放送のフェージングにより、ゆっくり、アイが閉じたり、開いたりするのを見るのは格別である・・・
　しかし、パネル前面から見ることが出来ないのが難点であり、今後の課題である。
なお、本6R-E13のピン配置はある方より教えて頂いた。また、やすださんのページにもこれを使用した五級スーパーの回路図がアッ プされている。


 

5. ダイヤル回りのアップ写真

　やはり真空管式受信機の照明は暖かみのある電球で照明するに限る。この色がたまりませんねぇ〜〜。

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