VarAC

VarAC_Application
変復調のVARAモデム（右下）以外に、モニタ用のVARAモデム（右上）を追加することにより、常時モニタが可能となる。ただし、２バイト以上の文字（漢字などは３バイト、絵文字は４バイト）は文字化けしてしまう。

JA1VBN VarAC アクティビティ（PSK reporter）

VarACはIrad Deutsch, 4Z1ACが開発したアマチュア無線用の無料のHF P2Pリアルタイム・チャットアプリケーションであり、VARAモデムと組み合わせて使うことにより、高速で信頼性の高いテキストと画像の送受信を可能にしている。

ここで使われているVARAモデムはEA5HVKが開発したOFDM（直交周波数分割多重）変調によるモデムであり、半二重のARQシステムを採用し、SSB帯域の2400Hzで動作するように設計されている。Revision 1.0.0 Oct30, 2017 では2400Hzのみで開発されたが、VARA HF v4.00 ではVARA HF 2300に加えて、500Hz帯域のVARA HF 500も加わった。

VARAモデムについて

  • OFDMとは：Wikipediaリンク
  • OFDM（直交周波数分割多重方式：orthogonal frequency-division multiplexing）はデジタル変調の一種で、多数の搬送波（サブキャリア）を使用してデータを伝送するマルチキャリア変調方式である。
  • サブキャリアは互いに直交しており、干渉せず高いスペクトル効率を実現する。
  • デジタルテレビやインターネット接続などに応用される。
  • 高周波減衰やマルチパス干渉に強い。
  • FFTによりサブキャリアを効率的に区別し、干渉を除去する。
  • 重要な通信規格で使用されている。
  • データは複数の並列チャネルに分割され、サブキャリアごとに変調される。

VARA HFモデムへのOFDMの適用

サウンドモデムでデジタル変復調をPCが行う。このVARAモデムは、$69のシェアウェアであり、PCとの接続ではCATの設定はVarACで、サウンドの設定はVARAモデムで設定する。

VarACのインストール

VarACのUIの日本語化について

2023年12月、開発者Irad Deutsch 4Z1ACがUIローカライゼーションを提案し、JA1VBNが日本語化を担当。表示不具合が解消され、VarAC_V8_6_2が2024年2月にリリースされた。

VARA HFモードの変更届について

（CQ Ham Radio 2022/9 Digital Mode DXing, P195 JR1BAS 7L4IOU より）

2020年4月21日に無線局免許手続き規則などの一部が改正され、FT8電波形式「F1D」などが既に許可されている局については、同様のデジタルモードの追加申請は不要となった。
総務省サイト

参考サイト

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